マッサージの時の痛気持ちいい感覚って何?
マッサージを受けている時に感じる、あの絶妙な「痛気持ちいい」という感覚。痛いのに、なぜか体がほぐれて極上のリラックス気分に浸れる…不思議ですよね。
今回は、この「痛気持ちいい」の正体を、体のメカニズムと共にお届けします!
そもそも「痛気持ちいい」の正体とは?
結論から言うと、「痛み」と「快感」の信号が、脳の中で同時に、あるいは超高速で交互に処理されている状態です。
本来、「痛い」は体に危険を知らせるアラート(不快)ですが、マッサージの絶妙な圧によって、脳内ではちょっとおもしろい大渋滞が起きています。
なぜ「痛い」のに「気持ちいい」の?3つの理由
1. 脳内麻薬「β-エンドルフィン」の分泌
凝り固まった筋肉をグッと押されると、体は一時的に「軽いピンチ(痛み)」を検知します。すると脳は、その痛みを和らげようとしてβ-エンドルフィンという脳内物質を分泌します。
これはモルヒネの数倍の鎮痛効果があると言われる、いわば「脳内麻薬」。この物質が出ることで、痛みが一気に「快感」へとひっくり返るのです。
2. 「ゲートコントロール理論」による痛みの緩和
人間の神経は、「痛みの信号」よりも「触られている(圧迫されている)信号」を優先して脳に伝えるという性質があります(ゲートコントロール理論)。
強すぎる痛みはただの苦痛ですが、マッサージの「イタタ…でも効く!」という絶妙な圧は、痛みのブレーキをかけつつ、イタ気持ちいい絶妙なラインをキープしてくれます。
3. 血流ドバドバ!副交感神経のスイッチON
凝っている場所は、筋肉が酸欠状態(硬直)になっています。そこを押されると一時的に痛みますが、パッと手を離された瞬間に血液がドバッと流れ込みます。
この血流の急回復によって一気に体が温まり、リラックスを司る「副交感神経」が優位になるため、強烈な心地よさが押し寄せてくるのです。
⚠️ ここは注意!「痛すぎる」はNGのサイン
「痛ければ痛いほど効いている気がする」というのは大きな誤解です。
感覚 | 体の状態 | 脳の反応 |
痛気持ちいい | 筋肉が適度にほぐれている | β-エンドルフィンが出てリラックス |
ただただ痛い | 筋肉の繊維が破壊されている | 危険を察知して、逆に筋肉が硬くなる |
痛みを我慢して強もみされ続けると、筋肉の繊維がプチプチと切れてしまい、翌日にひどい「もみ返し」が来たり、余計にコリが悪化したりします。
💡 セルフチェックの目安押された時に、思わず「ウッ」と息を止めてしまう強さは強すぎ(NG)です。「ふぅー…」と深呼吸が心地よくできる強さが、あなたにとってのベストな「痛気持ちいい」ラインです。
まとめ:自分の「ベストな圧」を伝えよう
マッサージの「痛気持ちいい」は、体がほぐれて癒やされている最高のサイン。
施術を受けるときは、セラピストに「あ、そこ痛気持ちいいです!」「ちょっと痛すぎます」と素直にフィードバックするのが、一番効率よく体をリフレッシュさせるコツですよ。
次のマッサージでは、ぜひご自身の脳内から出るリラックス物質をじっくり味わってみてくださいね!





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